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2012年02月13日
 ■ 1・荒裁断(アラだち)

当社では、裁断は荒裁断と本裁断に分類しています、荒裁断ではクラリーノの生地(ロール状に巻いた物、通常30m〜40m)を裁断機でおおまかなサイズに切り分ける事から始めます。
通常、カバンは『胴』・『前』・『マチ』の3つの大きなパーツで出来ています、裁断機を使って切るのはおもにこの3つです。その他の細かい部品は次に紹介する抜き型を使って始めから本裁断で切っていきます。

生地には、縦方向と横方向があり、伸びやすさ、曲がりやすさの違いや強度に影響するため、それぞれの部品の特性に合わせて裁断の方向を決めています。

裁断機にはロール状の生地を伸ばしながら、1枚づつ切る裁断機と、複数枚の生地を重ねたまま切る断裁機の2種類があります。

 ■ 2・貼りこみ

胴や前に芯材となる紙製の「エール」を貼りつけたり、かぶせの裏に裏地となる生地等を糊付けして貼り合わせる作業をします。

糊付けには、糊付け機という機械を使用しています、2本のローラーの間に生地を通すと下面のローラーから糊(接着剤)が生地に付く仕組みです、糊にはエスダインという、通常『ゴムのり』と呼ばれる接着剤を使用しています。

写真は、当社で一番大きい糊付け機で、かぶせの裏生地を貼りこむところです、
この後、「胴」の生地と貼り合わせて接着します。

 ■ 3・本裁断

貼りこみの済んだ「胴」や「前」を、それぞれのカバンの抜き型を使って外見となる生地の裁断をする、この裁断はカバンの特徴的な形を決定するところです。

本裁断には、「抜き型」を使って、プレスで抜く作業をしていきます。
最近はレーザー裁断機で直接裁断する事も出来るようになりました。

 ■ 4・縫製

各部品を胴体に縫い付けて、本体の組立作業に入ります。
まず細かい部品は前もって、コンピューターミシンで胴体に縫い付けていきます、マチは中仕切りの板とを先に縫い付けます、その後「前」と「マチ」と「胴」を貼り合わせて仮組みをして、そのままの状態でミシンをかけていきます。


 ■ 5・仕上げ

縫い合わせたあとの「コバ」の磨き・ニス塗りをして最後に、錠前金具、持ち手、かど金(スミ金)等の付属品を取りつけて完成です。

この後、1つ1つていねいにチェックしながら、うすめた中世洗剤で油分を拭き取り、下げ札、肩ベルト、取り扱い注意書き、等を入れてビニール袋をかぶせ箱詰めしていき、各学校に出荷されていきます。

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